2012年6月5日 沖縄本島(崎本部) -9m 3cm
和名:キンメモドキ
学名:Parapriacanthus ransonneti Steindachner, 1870
スカシテンジクダイと比べて、より暗がりを好み、岩の隙間や
オーバーハングになった場所に群れています。
またスカシテンジクダイよりも体色が黄色味がかっており
胸部と肛門の前方には発光腺がありますが、
餌となるウミホタルから発光素を得ていると考えられています。
夜行性で、日中は岩やサンゴの下で大群をなしています。
体長6cmほどの小型の魚ですが、数千から数万の数の群れを作ることも珍しくありません。
以前「魚の群れ」を紹介するTV番組で、このキンメモドキを取り上げて
いるのをみました。 昼間の状況は私達ダイバーでも見ることが
できますが、夜のキンメモドキの行動はなかなか見ることができません。
この番組では、夜はリーフ近くの浅場に群れを成して現れ
プランクトンを捕食する姿が放送されていました。
昼の間は岩陰にひっそりと群れで潜み、夜になると餌を食べる
為に移動するということだそうです。
キンメモドキは春から夏に向けて大きな群れを作る傾向があります。
また、以前は何万匹も居た場所に、翌年から1匹も居なくなる
ということも多々見られます。
2012年6月7日 沖縄本島(崎本部) -9m 3cm
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